高額な時給に騙されない!コールセンターの選び方
時給1,600円〜、1,700円〜
時給が高い仕事って魅力的ですよね。
特にコールセンターのテレアポは高時給な仕事として人気です。
しかし中には高額な時給を提示して求人を行い、人を集めて条件が違う仕事内容を提示するところもあるようです。
本日は実際にあった私の友人の体験談を記事にしていきたいと思います。
※友達をAさんとします。
目次
募集条件に記載される高い時給
コールセンターで働いているAさんは転職をすることにしました。
Aさんは経験者で、現在は時給は1400円前後で働いています。
しかし職場環境の関係で別のコールセンターで働くことを決意したのでした。
そしてとあるコールセンターに応募しました。
求人検索をしたのはスマホに入れたアプリ。
皆さまが一度は聞いたことがあるような大手の媒体でしたから、Aさんも安心して応募をしました。
業務内容は前職とほとんど同じようでしたがそれ以上に高い1600円以上の時給がもらえるというのです。
1600円といえばフルタイムで働けば月収は30万近くいくでしょう。
非常に魅力的な求人でした。
目先の高額な時給と下積みの業務委託契約を迫られる
Aさんは経験者ということもあり無事面接を突破し社長との面談に臨みました。
そこで提示されたのが
① 雇用形態はアルバイトで、1,600円という高時給で働けるが今後昇給はない
② 雇用形態は業務委託で固定級はないが完全成果報酬(フルコミッション)のため頑張り次第で報酬も青天井
という条件。
Aさんはその場で選択を迫られ、大器晩成型の業務委託を選択したそうです。
後から分かることですが、実は①のアルバイトを選択した方は全て面接を落とし、②の業務委託を選んだ夢に燃える若者を言葉巧みに騙す悪徳業者だったのです。
しかしAさんはその時知る由もなかったのです。
充実した研修期間と優しい人たち
翌日から早速研修が始まります。
研修期間は1ヶ月しっかりと時給が出ます。
時間給東京では安い方かもしれませんが1,000円ほど出ていたそうです。
職場の人間関係も良好でした。
Bさんという何でも話せる先輩ができました。
辛い時には励ましてくれたり時には夢を語り合うそんな仲だったそうです。
さらにBさんは月35万以上稼いでいるとのこと。
Aさんにとって身近な先輩が稼いでいる。
これは大きな励みでした。
会社は様々な会社の商材の営業代行を請け負っておりアポイントも取りやすいものが大半。
1日に7件や8件アポイントが取れた日もありました。
この時、研修期間を終えてからのフルコミッションの仕事の説明を受けます。
会社に入る外注費用の3割を成果報酬としてもらえる仕組み。
※その会社が外注先からアポイントを一件1万円で請け負っていたとすれば3,000円がコミッションとして支払われる。
今まで7〜8件取っていたAさんは単純計算7×3,000円=1日2万円以上のお給料がもらえると思っていたそうです。
しかしここからが地獄の始まりでした。
話と違う業務委託契約と業務実態、抜け出せない環境
そして一ヶ月の研修期間が終わります。
明日から独り立ちをし、報酬もフルコミッションになる。いっぱい稼ぐぞお!!
しかしいざ業務委託契約書に目を通してみると・・・
一件とって1,000円もらえればいい方。。
さらに就業時間はフルコミの仕事にも関わらずお金にならない別の雑務をさせられ稼働ができない。
悪い案件に回され成果単価500円なんて日もあったそうです。
それではもう生活費を稼ぐこともできません。
しかし、「この職場で頑張る」と一度決めたAさんは自分の決めたことを曲げたくありません。
それに一緒に頑張ろうと言ってくれたBさんを差し置いて辞めることなんてできそうにありません。
何より騙されたなんて思いたくなかったのでしょう。
だからなんとか頑張って仕事をしたそうです。
会社都合で1日中雑務を押し付けられも仕事にならない日も。
8時間働いて3000円ももらえない。
通信費も給料から引かれ手取りは一月5万くらい。
そんな月もあったそうです。
働いて数ヶ月なんとか退職を決意
きっかけはBさんと、信頼していた上司Cさんの退職でした。
Bさんは突然いなくなりました。
長期休暇を取ることにしたそうです。
Cさんは退職して別の会社に行きました。
それでもAさんは踏みとどまります。
自分に負けたくない、辞めたら逃げだと言う思いが強かったそうです。
しかしそんなAさんに残されたのは報われない労働だけでした。
そして数週間経ったある日Aさんも退職を決意したのでした。
【後日談】実体は詐欺組織?高時給は本質を見極めて
後から知った話ですが
その組織は稼ぎたいなら下積みをしよう。
どんな経営者も最初は辛いものだ。
と洗脳をし、稼いだお金を吸い上げるそんな組織だったのです。
Bさんが稼いでいた35万というお金も実は副業で稼いだお金が大半だったようで。
Bさんだけでなく働いている人の8割が兼業をしていたそうです。
面接時の二択も時給を選んだ人は全員落とされるという実情。
時給1600〜1,700円はその会社には存在しない雇用条件だったのです。
怖いですね。。
この話を聞いた時すごい憤りを感じたのを覚えています。
Aさんが、騙されてしまったのは普通の誰もが知ってる媒体に載ってた求人だったこと。
周りの人が「いい人」だったこと。
しかしアルバイトで応募したにも関わらず業務委託という雇用条件を提示して時には怪しいと思うべきでした。
そして世の中うまい話はそうそうないと言うことは認識しておきましょう。
Aさんのような被害者を出さないために
みなさんはしっかり求人を調べたり、
疑わしいと思ったら周りの人に相談する。
また上手い話はないもんだと理解しておきましょう。
それでももし劣悪な職場環境に従事してしまったら
一刻もはやく退職をお勧めします。
業務委託の場合は特に告知から退職日までの期間は決まっていないのでできるだけ早く退職しましょう。
正社員の場合は最低1ヶ月前の告知がマナーとしてありますのでできることなら引き継ぎをしてから最短でやめましょう。
ただこういう業者に限って引き止められたり辞めると言い出したら会社に何をされるかわからない。
といったこともあるかもしれません。
やめるにやめれないといった場合は是非国の相談窓口の労働基準監督署に相談してください。
またどうしても退職交渉を自分でしたくない。もう1日も出勤したくないということであれば退職代行サービスを利用するのもいいかもしれません。↓↓
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